インプラントと入れ歯は併用できる?|失った歯を補う新しい選択肢をわかりやすく解説!
こんにちは!Sky Dental Clinicです!
失った歯を補いたいというお気持ち、よくわかります。この記事では、「インプラントと入れ歯の併用」という治療法について、メリット・デメリット、費用目安、実際の症例まで、詳しく解説します。もっと快適に、安心して使える治療を探している方に読んでほしい内容です。
失った歯を取り戻す主な治療方法
失った歯を補う方法は、大きく分けて次の3つです。
方法① 入れ歯治療
特徴
取り外し式で、比較的安価です。保険が適用されるため、経済的負担が軽いです。
メリット
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保険適用があるため費用が抑えられる。
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手術が不要なケースが多い。
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歯がない部分にすぐ装着できる。
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修理や調整が容易で、通院回数も少ない。
デメリット -
固いものを噛みにくい。
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お手入れや洗浄がやや手間。
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違和感や痛み、ズレが起こりやすい。
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周囲の歯や歯ぐきに力がかかりやすく、骨がやせる場合もあります。
方法② インプラント治療
特徴
顎の骨に人工歯根を埋め込み、固定する方法です。自分の歯のように使え、見た目も自然です。
メリット
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噛む力が天然歯に近く、食事が美味しくなる。
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違和感が少ない。
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周囲の歯を削らず、独立した一本単位の治療ができる。
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骨の刺激があり、骨吸収を防ぐ可能性がある。
デメリット -
外科手術が必要。
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治療期間が数ヶ月に及ぶことがある。
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費用が高い(1本あたり約30~50万円)。
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骨の状態や全身疾患があると治療が難しい場合がある。
方法③ インプラントオーバーデンチャー
インプラントを数本埋め、その上に入れ歯を固定する方法です。総入れ歯に比べてズレにくく、安定性が高いです。
メリット
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総入れ歯よりも噛む力が強くなる。
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入れ歯のズレや違和感が軽減される。
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インプラントの本数が比較的少なくて済む(2~4本程度)。
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骨による支持が得られ、骨吸収をやや抑えることができる。
デメリット -
外科的な手術が必要。
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費用が高め。
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入れ歯は経年的に調整が必要。
インプラントと入れ歯を併用するとは?
「インプラントを土台に入れ歯を固定する方法」とは、部分入れ歯でも総入れ歯でも、インプラントを支えとして取り外し式の義歯を安定させる治療法です。
メリット
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噛む力の回復:インプラントでしっかり固定されるため、入れ歯単体よりも噛む力が向上します。
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ズレや違和感の軽減:しっかり固定されるため、入れ歯が動かず安心して使えます。
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骨の健康維持:インプラントが骨に刺激を与え、骨のやせを防ぐ効果が期待できます。
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調整・修理がしやすい:外してクリーニングしやすく、定期的なメンテナンスも簡単です。
デメリット
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費用が高い:インプラント本体+治療費+部品代がかかります。
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外科処置が必要:手術を伴うため、全身状態が安定していることが必要です。
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定期的なメンテナンスが欠かせない:クリーニングや調整を怠ると、炎症やトラブルの原因になります。
インプラントオーバーデンチャーの費用相場
全国的な目安として、
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インプラント本体(1本あたり):約30~50万円
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オーバーデンチャー用バーやアタッチメント:20~40万円
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入れ歯本体(上または下):20~40万円
合計すると40〜150万円程度になることが多いです。医院により差があり、骨造成やCT撮影などの追加費用が必要になるケースもあります。
「インプラントは無理」と言われる理由と対応策
主な理由
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骨が少ない → インプラントが固定できない
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重度歯周病や虫歯 → 感染リスクがある
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全身疾患(糖尿病・心臓病)や喫煙習慣 → 治療や経過に影響が出る可能性がある
それでも可能にする方法
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オールオン4:顎の骨がやせていても、4本のインプラントで片顎全体の義歯を支えられます。
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ザイゴマインプラント:上顎の骨が足りない場合、頬骨に固定する特殊な手法です。
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骨造成手術(GBRやソケットリフト):骨を増やしてインプラントに適した骨の厚さを確保します。
総入れ歯 vs オールオン4 vs インプラントオーバーデンチャー
総入れ歯
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メリット:保険適用、費用が安い、手術不要
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デメリット:ズレやすく噛む力が弱い
オールオン4(All‑on‑4)
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メリット:手術当日に仮歯装着が可能で早い回復、天然歯に近い噛み心地、骨の維持にも効果あり
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デメリット:費用が高い(片顎で200〜300万円)、全体がインプラントに依存するためトラブル時に修復が難しい
インプラントオーバーデンチャー
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メリット:噛む力の強化、調整がしやすい、部分的な応用が可能
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デメリット:費用がオールオン4よりやや安いが、治療期間とメンテナンスが必要
比較表:併用治療のポイント比較
比較項目 | 入れ歯単体 | インプラント単体 | オーバーデンチャー |
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噛む効率 | △ | ◎ | ○〜◎ |
違和感・痛み | △ | ◎ | ◎ |
お手入れのしやすさ | ○ | × | ○ |
治療の大変さ | ◎(手術無) | △(手術要) | △(手術要+調整) |
治療期間 | ○(即日可) | △(数ヶ月) | △〜○ |
周囲の歯・骨への影響 | △(力が加わる) | ◎(独立している) | ○(部分的に独立) |
症例紹介:インプラントと部分入れ歯併用の実例
70代女性
症状・悩み:上下総入れ歯がゆるく、不安で噛みにくい。
治療法:下顎に2本のインプラント+部分入れ歯固定。
結果:入れ歯のズレがほぼなくなり、硬いものも噛めるようになりました。
50代男性
症状・悩み:重度歯周病により多くの歯を失った。
治療法:インプラント4本+部分入れ歯。
結果:安定した噛み心地を取り戻し、見た目も自然で食事の幅が広がりました。
60代男性(2名)
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前歯が噛めない:前歯にインプラント2本+前歯用部分入れ歯で審美性と機能を改善。
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既存入れ歯の不快感:インプラント1~2本で固定性を高め、違和感と痛みが軽減。
70代男性
前歯の噛みづらさを部分インプラント併用で改善しました。
60代女性
違和感の強かった入れ歯に1本のインプラントを併用し、快適に。
※各症例に患者さんの声や治療前後の写真・解説を盛り込む予定です。
総入れ歯からインプラントにできる?
総入れ歯とは?
床全体で歯ぐきを覆い、取り外し式で顎を支える義歯です。
総入れ歯のメリット
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費用が安い
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保険治療が可能
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手術不要
総入れ歯のデメリット
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大きくズレやすい
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噛む力が弱く、食材に制限が出る
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口の中の異物感が強く感じられる
オールオン4との比較
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オールオン4:固定式で安定感が抜群。噛む力や見た目が向上しますが、費用と外科的負担が大きいです。
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インプラントオーバーデンチャー:取り外し式でありながら固定性が補えるため、総入れ歯からの移行がスムーズです。
歯科医院の選び方
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症例数と実績:インプラント併用の症例を多く扱っている医院を選びましょう。
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設備や技術水準:CT設備やナビゲーション手術など、最新技術が整っていること。
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メンテナンス体制:長期のクリーニングやチェック体制があるか確認してください。
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相談のしやすさ・価格の透明性:不安や疑問を気軽に相談でき、見積書も明確な医院が安心です。
よくある質問とトラブル
Q1. インプラント併用はどんな人に向いていますか?
入れ歯が合わず不快感を感じる人、前歯の審美が気になる人、高齢であっても日常の食事を快適にしたい人に向いています。
Q2. 保険は適用されますか?
インプラント本体は保険適用外ですが、入れ歯には保険が使える場合もあります。医院によって対応が異なるため、相談が必要です。
Q3. メンテナンス頻度は?
3~6ヶ月に一度、医院でのチェック・クリーニングを推奨します。自宅では毎日のブラッシングと専用洗浄液の使用を習慣にしてください。
トラブル事例
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「入れ歯が緩んだ」 → 金属バーの調整で改善
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「インプラント周囲炎」 → 早期発見・清掃で症状進行を抑制
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「骨がやせた」 → 骨造成や日々のメンテナンスで対処可能
まとめ
インプラントと入れ歯の併用治療は、以下のポイントをしっかり理解して選ぶと、とても有効な選択肢となります。
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噛む力の向上、ズレや違和感の軽減、骨の健康維持 が可能
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費用面・手術面・メンテナンス を事前に理解し、医院と良く相談する
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症例数・技術・設備 の整った歯科医院を選ぶことで、安心して治療を進められます
より詳しく相談したい方、合わない入れ歯でお困りの方は、ぜひSky Dental Clinicにご相談ください。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、Sky Dental Clinicにお気軽にご相談ください。