インプラント治療 完全ガイド|基礎知識から手術・費用・メンテナンスまで
はじめに
こんにちは!Sky Dental Clinicです!
最近、歯を失った方の間で「インプラント治療」が注目されています。インターネットやテレビでも頻繁に見かけますが、実際にどんな治療なのか、どのくらい費用がかかるのか、そして本当に安全なのか、気になる方も多いでしょう。
この記事では、インプラントの基礎知識から、治療の流れ、費用、メンテナンス方法まで、初めての方でも安心して理解できるよう丁寧に解説します。これを読めば、インプラント治療の全体像と、自分に向いているかどうかがはっきりわかります。
- インプラントとは何か(構造・仕組み・天然歯との違い)
インプラントは、失った歯の代わりに人工の歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。構造は大きく3つの部分から成ります。
フィクスチャー(人工歯根):チタン製で、骨と結合して歯の根の役割を果たします。
アバットメント:人工歯根と人工歯をつなぐ部品。
人工歯(上部構造):噛み合わせや見た目を回復するための歯の部分。
天然歯との大きな違いは、歯根膜(歯を支える薄い膜)がないことです。そのため天然歯のような細かい感覚はやや劣りますが、噛む力はほぼ同等。むしろ入れ歯やブリッジよりも自然に近い感覚で食事ができます。
- インプラントの種類と治療法
インプラント治療には複数の術式があります。
1回法:人工歯根を埋め込むと同時にアバットメントを装着。手術回数が少ない。
2回法:人工歯根を埋め込み、骨と結合するのを待ってからアバットメントを装着。成功率が高く、当院でも推奨しています。
即時荷重法:埋入直後に仮歯を装着し、すぐ噛めるようにする方法。条件が合う場合のみ。
All-on-4:総入れ歯が必要な方に、4本のインプラントで全ての歯を支える方法。手術回数・費用を抑えられる。
患者さんの骨量や健康状態によって、適した方法は変わります。
- 他の治療法との比較
失った歯を補う方法には「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3種類があります。
入れ歯:取り外し可能で費用が比較的安いが、噛む力は天然歯の30〜40%。違和感や食事制限がある。
ブリッジ:両隣の歯を削って人工歯を固定。見た目は自然だが、健康な歯を削る必要がある。
インプラント:天然歯に近い噛み心地で、隣の歯を傷つけない。費用は高めだが長期的に安定。
- インプラント治療のメリットとデメリット
メリット
天然歯に近い噛み心地
周囲の歯を削らない
見た目が自然
骨吸収の進行を防げる
デメリット
保険適用外で費用が高い(1本30〜50万円が目安)
手術が必要
治療期間が数ヶ月〜半年
メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎のリスク
- インプラント治療の流れと期間
治療は次のステップで進みます。
カウンセリング・検査(CT撮影、口腔検査)
一次手術(人工歯根を埋入)
治癒期間(骨との結合を待つ:2〜6ヶ月)
二次手術(アバットメント装着)
人工歯の装着
メンテナンス開始
- 手術の方法と麻酔
当院では静脈内鎮静法を採用し、うたた寝している間に手術が終わります。全身麻酔より体への負担が少なく、日帰り可能です。
術後は腫れや痛みが出る場合がありますが、鎮痛薬でコントロールできます。腫れは通常3日ほどで落ち着きます。
- 顎骨の骨量不足への対応
骨が少ない場合は「骨造成」や「骨再生治療」を行います。自家骨や人工骨を使い、骨の厚み・高さを確保することで、インプラントを安全に埋め込めます。
- 費用の目安と保険適用
費用相場:1本30〜50万円
保険適用:基本的に自費。ただし先天的な欠損や事故による場合、条件次第で保険適用されることもある。
医療費控除:年間10万円を超える治療費は確定申告で控除可能。
- 長持ちさせるためのメンテナンス
毎日のブラッシングとフロス
定期検診(3〜6ヶ月に1回)
噛み合わせチェック
インプラントは適切なケアで10年以上使えます。20年以上問題なく使える症例も多数あります。
まとめ
インプラントは見た目・機能ともに天然歯に近い優れた治療法ですが、費用や期間、手術のリスクもあります。正しい知識と信頼できる歯科医院選びが成功の鍵です。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、Sky Dental Clinicにお気軽にご相談ください。