根管治療のセミナーへ行ってきました!
今日は根管治療のセミナーへ行かせていただきました。
根管治療をご存知でしょうか?
歯の中には神経がありますが、その神経を除去したり、
一度治療を行なった歯の中をもう一度掃除し直したりすることを総称して
根管治療と呼びます。
歯には根の中の管がまっすぐなものや、曲がったものなど様々な形をした歯があります。
その中でも今回は通障害歯と言われる、中の管が細くて器具が通りにくい歯の
治療方法について学習しました。
歯の中を掃除するためには歯の中に「ファイル」と言われる
針金のような器具を通さなければなりません。
しかし、いきなり細い根っこのある歯の中に太いファイルを入れて掃除することはできないので、
歯の先まで通る細いファイルを使用して歯の根っこの管をどんどん太くしていく事が必要になります。
まずは細いファイルで、どのくらいの太さのファイルが通るかどうかを
プラスチックの模型を使用して確認していきます。
根管の中に粉がたまらないように慎重に拡大していきます。
※管を広げるためには入り口の部分を広げることが大切です。
※定期的に水で管の中に溜まる粉を水で流したり、詰まったりしていないかを
確認しながら拡大していきます。
管を拡大するにもただ広げるだけではなく、管の中の凸凹をいかに無くしていくかが必要になります。
翌日は実際に歯を使用して、より実践に近いような形でレントゲンの写真を比較しながら、
歯の根の形を整えていきました。
まずは根の神経の通っている管の口の部分を開いて形を器具が入りやすいように整えていきます。
その後歯の根っこを先日行ったように、再度広げていきます。
根を広げるのにも複雑なプロセスと細かい器具が必要になってきます。
最後にプラスチックの模型を使用して、歯の中に防腐剤が入っている事を実感しながら
防腐剤を詰めていきます。
根管治療では歯の起炎因子を除去して拡大を行ったか?
(どれだけ歯をきれいに清掃できたか?)と
歯をいかに防腐剤が入りやすいように形を作るか?が重要になってきます。
根管治療の本来の目的を忘れないように意識しながら、6月のセミナーにも参加していきます。
次回も報告いたします。