こんにちは、歯科医師の山本です。

4月9日,10日に新大阪で開催された、歯周病治療のセミナーへ行かせていただきました。

 

歯が抜け落ちてしまう原因は二つあり一つは虫歯

そしてもう一つは歯を支えている歯茎や骨の病気により歯が

抜け落ちてしまう歯周病です。

最近ではこの歯周病の割合が増え、現在では歯を失う原因の第１位になっています。

この歯を支えている組織を良質な状態に保つことは歯の寿命を長持ちさせ、食べ物を食べる能力を高め生活の質を向上させます。

今回は歯を支えている周りの組織をどのように清掃していけば良いかについて主に勉強させていただきました。

歯周組織の状態を良好に保つためには、歯と歯茎のきわの部分の深さであるポケットの部分が重要になってきます。

ポケットが浅い状態であれば歯と歯茎のきわの部分に掃除用の器具を入れて掃除をすれば汚れは取れますが、ポケットが深いときはどうしても器具が届かないことがあります。

そのような時はメスで歯茎を切って歯と骨を露出させて、歯と歯茎のきわの汚れを取る必要があります。

今回の講座では歯茎の切開方法、使用する器具、縫合方法など様々な治療について学ばせていただきました。

 

プラスチック模型にマジックで線を引き、それにあわせてメスで切っていきます・・・。

 

メスを入れる角度や向きにも十分注意して、慎重に少しずつメスを入れていきます・・・。

このセミナーは全部で１２回あり、8月まで続きます。

患者様のお口の状態などにより治療方法が変わってくるので様々なケースや、行いたい治療によりメスを入れる方法や手順を細かく学んでいきます。