歯科医師の喜島です!
こんにちは、歯科医師の喜島です。
今年より年間通して歯科矯正学をより深く学ぶため勉強会に参加させていただいております。
コロナのためオンラインでの参加になりますが、ディスカッション形式での勉強会になるため矯正における最新の考え方などを共有、学んだりすることができます。
矯正治療では普段の虫歯の検査などで使用されるレントゲンとは別に、セファログラム(頭部X線規格写真)という写真を撮影します。(セファロの図)
ちょうど側面や正面から頭の形を撮影するもので、前後水平的的な骨格のバランスや小児であれば顎の骨があとどのくらい成長するのかなどを予測することができます。
例えば、いわゆる受け口といっても
・上顎骨が後退してる
・下顎骨が前方にでている、あるいはその両方
・上の前歯が内側に傾斜している
・下の前歯が外側に傾斜している、あるいはその両方
などなど歯並びの不整の原因がどこにあるのかを探ることができます。
骨格的な問題があるのに歯の傾斜だけを整えていても治療はできません。
この様にセファログラムの分析を行うことで原因の把握と適切な治療を選択できるようになります。
医療の世界は日進月歩がとくに激しいといわれております。
矯正の分野であれば最近流行のマウスピース矯正などは比較的新しい治療法といえるでしょう。
新しくでてきた治療法が常に最善ということはありませんが従来の方法では難しかったことが新しい手法でできるようになることもあります。
常に患者様に最適な治療を施術できるように今後も学び続けて行きます。