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歯周病治療のセミナーへいってきました

こんにちは!歯科医師の山本です!

今日は歯周病治療の3回目のセミナーへ行ってきました!

今回のセミナーでは主に虫歯ができた歯に対する治療法及び、

口の中の別の部分の歯茎を治療したい歯茎に持ってくる「移植」と言われる方法について

学ばせていただきました。

 

歯に虫歯ができてしまえば当然虫歯を取って

詰め物や被せ物で歯を治療をしなくてはなりません。

その虫歯がまだ小さいときは詰め物で治せますが

虫歯が広がりすぎてしまったときは虫歯が周りの歯や歯を支えている骨にまで

悪影響を与えるのでその歯を抜く必要が有ります。

今回のセミナーでは「どこまでが歯を残し、どこからが歯を抜かなくてはならないのか?」

の境界を学ばせていただきました。

 

その境界を知るためには

「虫歯を完全に取り切った後、どのような状態でどのくらい綺麗な歯が残っているか?」

が重要になってきます。

主に基準となるのは以下の2点です。

・虫歯を取り切った後の綺麗な歯の厚みが薄くないか?

・歯の虫歯が支えている骨の下にまで達していないか?

他にも歯を支えている骨の状態や根っこの状態などさまざまな要因がありますが

今回は主に虫歯について学習させていただきました。

歯はなるべく残したいですが、残すことができないとき無理に残してしまうと

周りに悪い影響を与えてしまう可能性があることもまた事実。

残すことができる歯とそうでない歯をきちんと診断して

患者さんにとっての最善の治療を提供できるようにしていきます!

 

そしてもう一つ、歯を支えている歯茎を別の部位から取ってきて

必要な部位にその歯茎を貼り付ける「移植」と言われる方法です。

患者さんの歯と歯茎の状態を見てください。歯茎が下がって少し根面が露出しているところがあると思います。

これはこのままにしておいても痛みがない限りは問題はありませんが

見た目の面や冷たいものにしみるということがあります。

そのような時に主に使用されるのがこの「移植」です。

簡単に言ってしまうと下がってしまった歯茎を他の部分から歯茎を持ってきて貼り付けるという治療です。

 

では、どこからその歯茎を持ってくるのでしょうか?

主に上顎の内側の硬い歯茎から持ってきます。

歯茎を慎重に切っていき・・・。

歯茎の内側から切り取ります。

上顎の歯茎が痛そうに思えますが、上顎の歯茎はほとんど痛みは出ず

3ヶ月ほどで切り取った組織は再生します。

あとは切り取った歯茎を下がった部分に貼り付けて糸で縫っていきます。

 

移植とは主に以上のようなプロセスで行っていきます。

次のセミナーでは模型ではなく豚の歯茎を使って

より人の歯茎に近いものを使って練習していきます。