第3回NDLミントセミナー、今回のテーマは"プロービング"です。
プロービングとは、プローブという専用器具を使い、歯と歯茎の間にある溝(歯周ポケット)を調べる検査のことです。
初めて来院された際、定期検診の際、歯周治療後などに行います。
プロービングには「目に見えない歯周病の病態を別の形(数値化)して見えるようにする」という目的があります。
プロービングで得られるものには、歯周ポケットの深さ、歯石の有無、出血など炎症の有無、解剖学的な歯根の形態などがあります。
プロービングについて座学での講義を受けた後、セミナー3回目にして初めての実習を行いました。
顎模型を用いてプローブの挿入位置や角度を確認した後、二人一組になりお互いの口腔内で教わったことを実践しました。
どのようにすれば患者様に痛みや不快感を与えることなくプロービングを行うことができるか、どの角度で挿入すると無理なく検査を進めることができるか、講師の先生に指導を受けながら時間をかけて行いました。
プロービングをされる側とする側の両方を体験することによって、指導前後の変化を体感することができました。
自分の癖などの課題や改善点も知ることができたとても有意義なセミナーとなりました。
プロービングを行う際の心がけを忘れることなく、臨床現場で活かして行きたいです。
次回のセミナーも楽しみです。