第2回 NDLミントセミナー受講
先月から全20回あるミントセミナーが始まり、院長と歯科衛生士6名が参加します。
第1回は接遇とモチベーションセミナー、
そして第2回となる今回はレントゲンの読み方セミナーです。
レントゲンからは、その方の多くの情報を読み取ることができます。
主にう蝕や根尖病巣、破折などの発見や診断に使われますが、予防的な視点で見ることもできるのです。
例えば、歯は歯槽骨に歯根膜というクッションのような役割をしている膜で結合しています。
レントゲンでは透過像として黒く歯根膜腔が写ってきます。
この歯根膜腔の太さや均一差によって咬合性外傷の疑いが考えられることもあるのです。
過度な力がかかり続けることにより、ある日突然破折し抜歯になるケースもあるため、
患者様に注意喚起をしたり咬合調整を行うなど予防することができます。
他にも、歯の膨隆や歯根の形態、根分岐部の位置、智歯の位置関係を見ることで、
将来起こりうることを予測し予防できるのです。
また、レントゲンはその方の過去を見ることができるため、予防に繋がる情報を
読み取ることも大切になります。
当院では、年1回パノラマ撮影を実施していますので、そこからも多くの情報を得ていきたいと思います。
セミナーで学んだことは臨床で生かすことができるため、次回の受講も楽しみです。