虫歯予防のお話し
こんにちは🦷 Sky Dental Clinicです。
段々と景色が秋模様になってきました☺︎皆さん秋と言えば、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、そしてなんといっても食欲の秋ですよね!美味しいものが沢山あるこの時期はついつい食べ好きてしまいますよね…。皆さんお食事を摂った後は歯磨きできていますか?おやつやご飯を摂った後歯磨きをせずにそのままにしてしまうと虫歯菌が増殖して虫歯ができる原因になってしまいます。
虫歯ができるメカニズムをご存知でしょうか?実は虫歯菌が増殖するのにはいくつかの要因が重なることで発生するのです。
虫歯というのは、虫歯菌が住み着くことのみが原因になるのではなく、
- 虫歯菌
- 糖分
- 時間
- 歯の質
これら4つの要因が負の方に重なることで虫歯ができてしまいます。
【糖分】
糖分(砂糖)は虫歯の原因と言われているのには理由があります。
糖分は人間にとっても、虫歯菌にとっても大事なエネルギー源なのです!
糖分を摂取することにより、虫歯菌が増殖していきます。
そして、虫歯菌も人間と同じように糖分を分解して、①酸と②グルカンを作り出します。
- 酸:歯のカルシウム成分を溶かす。
- グルカン:ネバネバしたバイオフィルムと呼ばれる歯石(プラーク)を作ります。
→これが砂糖を摂ると虫歯ができる仕組みです。
糖分を摂ることが虫歯の原因になる、つまり糖分摂取を何か他のものに置き換えることができれば、酸の生成を防ぐことができます。
いくつかの方法としては
◯キシリトールなどの甘味料の活用
→キシリトールなどの甘味料は酸を生成しません。
◯砂糖を含まないおやつを食べる
→果物に含めれる糖は果糖といわれ、プラークを作らないため砂糖より虫歯になるリスクを抑えることができます。
また、おにぎりやお餅などもGOOD!
【時間】
お食事やおやつを摂る時間を決めることで虫歯になりにくくすることができます。
お食事やおやつを摂るたびに、お口の中は数分で酸性になり、歯の表面のカルシウム成分が溶かされ始めます。(脱灰)
40分ほど時間が経つと唾液の働きによりお口の中が中性に戻り、溶かされた歯の成分が元に戻されます。(再石灰化)
しかし、お菓子などを間食としてちょこちょこ食べていると、常にお口の中が酸性のままになってしまい、虫歯になりやすくなります。
ですので、お食事やおやつはできる限り決められた時間で摂ること、間食もできる限り控えることで歯の再石灰化する時間を確保しましょう!✨
もちろん、食後早めにうがいや歯磨きをすることも大切ですよ☺︎
【歯質】
患者様によっては元々の歯質が弱い方もいらっしゃいます。
歯科では歯質を強化することの出来る処置がございます。
◯フッ素を塗布する
- フッ素が歯に取り込まれ、虫歯に強い歯を作ります。
- 再石灰化を促進し、治癒を助けてくれます。
- フッ素が歯垢に入り、せ酸が作られるのを抑制します。
◯シーラントを塗布する
奥歯の虫歯予防に使われるもので、歯の溝を埋めることで汚れをつきにくくします。
シーラントにもフッ素が含まれており、併せて歯を強化できます。
この2つを合わせることによって予防効果を高めることができますよ!
Sky Dental Clinic 大矢竜朗